ピーター・リンドバーグ自身がキュレーションを手がけた初の展覧会『Untold Stories』は、彼の早すぎる死の直前にデュッセルドルフのクンストパラストで開催され、写真家の自由奔放なビジョンと創造性のための白紙のキャンバスとなった。芸術的な自由を完全に与えられたリンドバーグは、妥協のないコレクションをキュレーションし、彼の膨大な作品群に思いがけない光を当てた。本書はその極めて個人的なコレクションを幅広く、直に見ることができる。世界的に有名なリンドバーグの写真は、現代文化と写真史に忘れがたい足跡を残している。本書では、リンドバーグが自身の写真作品に新たな試みを加え、新たなストーリーを語りながら、彼の写真表現に忠実であることを表現している。ニコール・キッドマン、ユマ・サーマン、ロビン・ライト、ジェシカ・チャステイン、ナオミ・キャンベル、シャーロット・ランプリングなど、長年親交のあった著名人たちとの親密なひとときを、象徴的な写真と未公開写真の両方で表現している。その多くは、ヴォーグ、ハーパース・バザー、インタビュー、ローリング・ストーン、Wマガジン、ウォール・ストリート・ジャーナルなどのファッション誌からの依頼によるものである。リンドバーグとクンストパラストのディレクター、フェリックス・クレーマーとの広範な対談や、親交の深いヴィム・ヴェンダースによるオマージュは、コレクション制作に関する新鮮な洞察を提供している。その結果、リンドバーグによる親密なパーソナル・ステートメントが生まれた。（publisher's description）192p 20x15cm ハードカバー 2024 English
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