本書はサッチャー時代（1976年〜1993年）のイギリスにおける写真芸術の重要な発展を辿るもので、多様な写真家たちによって作られた作品に焦点を当てている。包括的な歴史を提示するのではなく、70人以上のレンズを使ったアーティストを紹介し、イメージメーカー、写真雑誌、写真家の集団、そして理論家によって示された、知られざる多くの小さな歴史を明らかにしている。特に、写真とイギリスのブラック・アート運動との交差点に注目し、ポストモダニズムや文化理論の視点から、当時のイギリスの学者たちによる写真と表現の理論的な発展にも焦点を当てている。登場する写真家には、ドン・マカラン、マーティン・パー、イングリッド・ポラード、スニル・グプタ、ヴォルフガング・ティルマンス、キース・アーナット、ヴァンリー・バーク、シルッカ＝リーサ・コンティネン、マルケタ・ルスカチョヴァ、ジョイ・グレゴリー、ポール・グラハム、アジャム・X、など多くの重要な人物が含まれている。（publisher's description）2024年11月から2025年5月までロンドンのテート・ブリテンにて開催の展覧会のカタログ。240p 29x23cm 200photo ハードカバー 2024 English
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