日本人写真家、児玉房子のフランスで出版された作品集。常に動きを、時に無秩序に乱れ気ままで本能的な仕草を、作者は前進していく勢いをカメラで捕らえる。目の前に自然と湧き出たものが撮られた写真群は、被写体に若干ズレが生じているような、意外な視点を生み出す。せっかちさと軽やかさの合間で作者はある現代日本特有の活気を描き出す。本書では、活力に満ちた人々が暮らす場所、都市、村の雰囲気と空気感を捕らえている。自然とシャッターを切ってしまったようなフレーミングを通じてこれまで多くの作品を生み出してきた作者は、本作で日本の20年を越える歳月の間に存在した景色に、穏やかでありながら生き生きと輝く眼差しを向ける。
168p 22x26cm ハードカバー 2025
*5月中旬入荷予定。
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