リオからロンドン、クスコからセビリアまで、マリオ・テスティノはその自由奔放な服装と態度の歴史で有名である。本書では、この影響力のある写真家が男性の魅力を定義するために撮影した300点以上の写真を紹介する。ピエール・ボルハンのエッセイ、パトリック・キンモンスのインタビュー、そしてテスティノの数千点に及ぶアーカイブから未発表作品を多数収録した本書は、過去30年にわたる男性のアイデンティティの変遷をたどる。コスチューム、伝統、ジェンダープレイ、ポートレート、フトジャーナリズム、ファッションが衝突する中で、テスティノは、ダンディ、ジェントルマン、マッチョ、フェイ、世界的に有名な顔から無名の通行人まで、現代のあらゆる姿の男性らしさを観察する。どの写真もユニークな視点を持ち、写真家と被写体との新たな視覚的つながりを表現している。『VMAN』（2005年）のジョシュ・ハートネットとともに、テスティノはルキノ・ヴィスコンティ監督の『ダムド』の奈落に落ちたヘルムート・ベルガーを想起させる。ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、ジュード・ロウ、コリン・ファースの探求は、好奇心旺盛であると同時に率直である。デビッド・ベッカム、デビッド・ボウイ、ミック・ジャガー、キース・リチャーズについては、男性のアイデンティティを再定義するために彼らがとった勇気を取り上げている。万華鏡のような装いを通して、これらのポートレートは、男性の役割、スタイル、外見の変化が、テスティノの目と非の打ちどころのない直感から決して逃れられなかった時代を定義する。（publisher's description）512p 22x16cm English 2023 Eng/Fre/Ger
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