シェリー・ホブセピアンの制作は、写真というものの物質性と、人間の身体との関わりを際立たせている。彼女はセラミックや糸、ナイロン、ベルベット、写真といった素材を組み合わせ、フレームの中に表れる身体の感覚をつくり出している。作品は彫刻的な形へと導かれ、触覚的な素材を重ね合わせ、大きな構成の中に組み立てられる。その結果、彼女の作品は「物」と「イメージ」のあいだを行き来しながら、写真という記録に身体性を吹き込んでいる。ホブセピアンはシャーロット・コットンとの対談の中でこう語っている。「私は、素材と撮影する対象とのあいだに物語をつくることに興味があります。コラージュの多くの要素は手を使って扱うことができるもので、手を動かす作業はとても満たされるし、素材の“言語”を身体で理解する時間を持てるんです。」このモノグラフでは、ホブセピアンの写真、インクドローイング、フォトグラム、アッサンブラージュ、彫刻などを初めて一冊にまとめて紹介している。キュレーターであり文筆家でもあるシャーロット・コットンが、彼女の作品についての洞察に満ちたテキストと、アーティスト本人とのインタビューを寄せている。また、精神分析家のペイジ・スウィートによる批評文は、ホブセピアンの作品をフェミニズムの視点から読み解いている。(publisher's description) 64p 29x21cm 65photos ハードカバー English 2025
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