2023年に行われた野口里佳の個展「虹」で発表した作品をまとめた一冊。「鳥取の砂
丘を訪れた。そこはずっと行ってみたかった場所だった。到着してすぐに砂の上を歩
き始めた。しばらく歩いていると遠くに人影が見える。何をしているのだろうと眺め
ていると、赤と白の大きな翼が広がり、人がふわりと宙に浮いた。そして静かに地上
に着地した。それはあっという間の出来事で、気づいた時には消えている虹を見てい
るようだった。」(野口里佳)パラシュートの“空気感“を紙上で表現するため、写
真集としては珍しい「アラベール」を用紙に採用。柔らかく空気を含んだような質感
を実現し、さらに袋とじの製本手法を採用することで、ページを一枚ずつ丁寧にめく
りながら鑑賞できる特別な体験を生み出している。28p 29x23cm ハードカバー 2025
Japanese
*11月下旬〜12
月上旬入荷予定。
[野口里佳(Rika Noguchi)]
1971年生まれ。埼玉県出身。沖縄県在住。1992年より写真作品の制作を始め、以来国
内外で展覧会を中心に活動。国内での主な個展に「予感」(丸亀市猪熊弦一郎現代美
術館、香川、2001)、「飛ぶ夢を見た」(原美術館、東京、2004)、「光は未来に届
く」(IZU PHOTO MUSEUM、静岡、2011〜2012)、「不思議な力」(東京都写真美術
館、2022-23)など。国立近代美術館、国立国際美術館、グッゲンハイム美術館、ポ
ンピドゥー・センターなどに作品が収蔵されている。
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