No. 11471
Robert Rauschenberg and Susan Weil: The Blueprints, 1950
1949年の夏、スーザン・ワイルは、コネチカットの実家で、青写真用の感光紙を露光するプロセスをパートナーのロバート・ラウシェンバーグに教えた。ワイルの子どもの頃の記憶に根差した遊び心ある実験として始まったものは、やがて大胆な大判作品の連作へと姿を変えていく。ふたりは太陽の下に感光紙を広げ、物体や人の身体を配置し、深い青に刻まれる一瞬のシルエットと存在のかすかな痕跡を捉えた。やがてふたりは別々の道を歩むことになるが、ラウシェンバーグはその後も長くサイアノタイプを制作し続けた。一方でワイルの作者性は、定着した物語の中で静かに影を薄めていった。この本は、歴史的に重要な作品のアーカイブであると同時に、結婚、子ども、そして最終的な別離へと展開していった、ひとつの関係性と創作パートナーシップの記録でもある。
本書には、この短くも影響力の大きかった時期の共同制作を完全収録するとともに、ウォレス・カークランドが残した未公開写真が収められている。彼がニューヨークでのふたりを記録した写真には、女性アーティストがしばしば、自らの物語の中でさえ消されていった現実が映し出されている。本書の中心には、スーザン・ワイルと作家ルー・ストッパードによる新たなインタビューが収められている。アウター・アイランドでの長い夏、そして若いアーティストとしてニューヨークやパリで肩を並べて制作していた年月について語り合ったものだ。サイアノタイプの静かな響きを宿すリトプリントのリネン装に綴じられ、作品そのものの陽焼けした紙から着想を得たベリーバンドを巻いた、親密なオブジェとしてデザインされている。(publisher's description) 80p 30x24cm ハードカバー 2025 English
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