イタリア人ファッションフォトグラファー、ダヴィデ・ソレンティの作品集。1994〜1995年に書き留められた作者のジャーナルを収めた本書。惜しくも20歳で早逝した作者が、短い活動の幕開けとして放った2年間の創作の熱が、そのまま息づくように刻まれている。これまで同出版社「IDEA」は、作者の写真集を3冊刊行してきた。いずれも母であるフランチェスカ・ソレンティが編集を手がけ、初のモノグラフである『ArgueSKE 1994–1997』、ポラロイド写真を集めた『POLAROIDS』、そしてファッションイメージを中心にまとめた『My Beutyfull Lyfe』がある。さらに、ドキュメンタリー映画『See Know Evil』(2018)の世界各地での上映、ニューヨーク(2019)とミラノ(2022)で開催された展覧会「Our Beutyfull Future」、そして家族や友人たちの変わらない作者への思いが、作者とその仕事を現代文化の最前線へと押し上げてきた。アイデア、ドローイング、短い文章、切り抜き、コンタクトシート、試し刷り、フライヤーなど、90年代当時の日々と世界観がそのまま詰め込まれた本書には、作者の最初の2冊のジャーナルが収録されている。オリジナルのジャーナルは2.5cm(1インチ)ほどの薄いノートだったが、ページをめくる人の手を受けて徐々に厚みを増し、最終的には10cm(4インチ)近いボリュームへと膨らんでいった。時の経過とともにテープは黄ばみ、角は擦れ、写真は色褪せたが、そこに残ったのは、作者をかたちづくった人々や瞬間が宿る、生きたアーカイブだった。本書は、才気あふれる作者が残したものを一冊の大判ハードカバーにまとめ、作者のジャーナルの表紙を再現したコラージュのダストジャケットを施している。
「ダヴィデのジャーナルは、ただのノートではありませんでした。写真、ポラロイド、コンタクトシート、スケッチ、ステッカー、書き留められた思いや言葉。それらが折り重なって、彼の落ち着きのない生の断片をつくり出していました。各ページは、彼が世界をどう見ていたかを映し出しています。荒々しく、まっすぐで、ためらいがなく、深く人間的でした。これらのジャーナルを開くことは、ダヴィデの世界へ足を踏み入れることです。速さと美しさ、そして愛が満ちた世界に。彼は文化を記録していただけではなく、人生──彼自身の人生──を、その強さと儚さのすべてとともに記録していたのです。」
―フランチェスカ・ソレンティ
(publisher's description) 192p 32x24cm ハードカバー 2025 English
*12月入荷予定。
掲載のイメージや情報は発売前のリリース情報に基づいて制作する場合があり現物と異なる際は現物を優先させて頂きます。
こちらはShelfのオンラインストアのページです。実店舗の在庫、扱い商品については店舗へ直接お問い合わせください。