本書は2007年から約5年間、ニューヨークで撮影されたスナップを素材に、長い時間を経て見返し、見出し、編みつづけた写真集。部屋と街を行き来しながら反応した光やざわめき、社会から浮遊する個、交じり合う性の表情。─── それらは、〈生の研究〉であり、〈人生の素描〉とも言える、藤岡の写真を貫く水脈をなしている。本書は、ストリートで幕を開け、ひとりの移民の眼差しで彷徨い、さまざまな光景を縫いながら、最後にはプライヴェートで静かな向き合いへと至る。スナップという断片だからこそ幾重もの物語が立ち上がり、時間と生をもう一度編み直す─── 藤岡亜弥の「スナップ」から発する逆説的とも言える表現が豊かに結実している。カラーとモノクロを織り交ぜた全168点の写真の末尾には、作家自身による長篇テキストを収載。虚実の狭間をたゆたうような言葉は、切実な手触りで写真と響き合う。本書は、ArtとLifeが分かちがたく結びつく藤岡亜弥の実践の核心を、静かに、そして深く映し出している。(publisher's description) 192p 168photo 17x26cm ソフトカバー 2025
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