本書は、アンナ・ウィンターの依頼によってアメリカ版『Vogue』のために制作された写真を集めた、豪華な写真集。2000年から2019年までの作品を収録し、約20年にわたるクラインのヴィジュアル言語の進化をたどっている。そこに貫かれているのは、ダークな官能性、心理的な緊張感、そして映画的な演出である。
クラインのファッション写真は、グラマー、エロティシズム、心理ドラマを大胆に融合させたスタイルで一目でそれと分かる。従来のファッション・スプレッドの枠を超え、スケール感や張り詰めた空気は、まるで映画のワンシーンのようでもある。アレキサンダー・マックイーン、ビョーク、ニッキー・ミナージュ、カール・ラガーフェルドといった人物も印象的に登場するが、本書の軸となっているのは、あくまでクラインのモデルたちだ。彼らは緻密に構築された視覚的ナラティブの中心としてフレームを支配し、そこでは権力、支配、欲望が立ち現れる。クラインを特別な存在にしているのは、理想化を拒む姿勢にある。彼の作品は見る者を誘惑すると同時に不安にさせ、美やラグジュアリーの既成概念に挑戦する、没入感のある、ときに逸脱的な視覚体験へと引き込む。美しく装丁された本書は、眺めて楽しむのにも、飾るのにも、贈り物にも最適な一冊。(publisher's description) 256p 36x31cm ハードカバー 2025 English
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