No. 11787
Paul Dobe: Photographische Naturstudien und Formfindung
画家であり植物細密画家でもあったポール・ドーベ(1880–1965)の植物写真は、長らく忘れられた存在だった。しかし、フォルクヴァング=アウリガ出版社に関する調査の過程で偶然発見され、再び注目を集めることとなる。その再評価に大きく貢献したのが美術史家ライナー・シュタムである。彼はドーベの作品群を収集し、その一部を写真作品としてまとめ、ドイツのケルンにある著名な写真コレクションDie Photographische Sammlung/SK Stiftung Kulturに永久貸与した。ポール・ドーベの写真でとりわけ印象的なのは、その体系的なアプローチにある。彼は科学的かつ記録的な手法によって、自生する植物を主題に据えながら観察を重ね、類型や構造的原理を導き出し、その背後にある形態の法則を探究した。こうした制作は、連続的な比較にもとづく方法論といえるものであり、その姿勢はカール・ブロスフェルト、アウグスト・ザンダー、ベルント&ヒラ・ベッヒャーといった写真史・美術史における先駆的作家たちを想起させる。いずれもDie Photographische Sammlung/SK Stiftung Kulturのコレクションを代表する重要な存在である。本書には植物写真に加え、多様な雲の形成を捉えたポール・ドーベの写真も収録されており、その観察眼と形態への関心をより広い視点から紹介している。(publisher’s description)96p 26x20cm 60photoハードカバー 2018 German
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