写真家、森山大道が太宰治のイメージで自らの作品150点を選び、さらにその中から町口覚が『ヴィヨンの妻』からの連想で選んだ作品を英訳と共に収録。例えば没後何年とか生誕何年とかいうありきたりな理由からはまったく離れた、2人の太宰好きの純粋な衝動から生まれた美しい本は、今回で5冊目となるMMMのシリーズの中でも一番の出来ではないかと思われる。ふんわりと透ける和紙風の紙を重ねた装丁、3種類の本文紙、幾重もの扉や別丁、天地小口の三方を削ったような柔らかな手触り、凝った文字組み・・・。翻訳は過去に『走れメロス』を手がけた ラルフ・ マッカーシーによるもので、『ヴィヨンの妻』の英訳版はこれまでなかったためにこれが初めての英語版出版となる。2014年のParis Photo会場で大人気だったという1冊。(EM) 172p 16x23cm 1200部限定
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