ヴィクトリア朝の植物学者アナ・アトキンスは、初の女性写真家(そして初の写真集出版者)として知られ、何百種類もの植物を見事なシアノタイプ(青写真)で撮影した。藻類、シダ、アヤメなど、彼女のコンタクト・フォトグラム12点を、豊かな色合いと見事なディテールで紹介した2つ折りカードを美しいボックスに収めたセット。おそろいの封筒の内側には、アトキンスの手書きの書籍のページがシアノタイプで印刷されている。
SOLD OUT
戦後日本の画期的なアーティストの一人である森山は、常に独自の視覚的文法を確立してきた。本書では、1960年代半ばのアメリカ占領下と実験劇場に焦点を当てた初期のエディトリアル作品、1960年代後半から1970年代にかけての先鋭的な実験、1980年 代から1990年代にかけての自己反省的写真、そして現在も続く都市への探求など、常に進化を続ける彼のキャリアを明らかにする190点以上の写真を年代順に掲載。ま た、森山の出版物から400以上の見開きが収録されており、彼の視覚的制作の源泉をマッピングしている。
SOLD OUT
蔵真墨3作目となる写真集は、自身の故郷・富山県氷見市を中心とした作品。「蔵真墨の写真には、現代日本の家族が直面している、「凡庸で平和で退屈で、だからこそ貴重」なものから 何かの拍子にヌッと出てきそうな何かの気配が潜んでいるように思える。それはたぶん、「厄介なもの」である。」 (笠原美智子の寄稿より)
SOLD OUT
<サイン本あり> タイトルの『あめつち』とは天と地の意。『照度 あめつち 影を見る』に抜粋して掲載された《あめつち》シリーズの完成版。4×5カメラで阿蘇の野焼きを5年間にわたり撮影した作品を中心に、プラネタリウム、夜神楽、自宅から見上げた空、そして嘆きの壁、など地上に存在するわたしたちが共有する世界と時間ををとらえようとする意欲作。野焼きの写真の裏面にネガのイメージが印刷され、燃やすことにより命を芽吹かせる野焼きの火の両義性、表裏一体となって循環する世界の成り立ちを表現する。
SOLD OUT