オリジナルの写真集としては、2013年に発表した『あめつち』
から4年振りとなる、全点デジタルで撮影された、川内倫子の
最新写真集。2010年のブライトン・フォトビエンナーレのコミッション・ワーク以降も撮影を続けている、イギリスで撮影された、旋回を
繰り返す無数の渡り鳥の姿。中国・河北省の村で300年以上続
く「灯樹花」という祭りでは、花火の代わりに鉄くずを溶かし
壁にぶつける勇ましい男たち。また、神在月と呼ばれる旧暦の
10月に出雲大社で執り行われる神迎祭。八百万の神々を迎える
ため、夕刻、稲佐の浜で御神火が焚かれる。参拝者が見守るな
か夜の海には雨粒が光る。「円光」や「後光」という意味のほかに、いくつもの星からなる球状星団が、銀河系の周囲を包み込む領域の呼称でもあるHaloと題された本作は、自然と人間の潜在的な関係性と、祈りにも似た生命の力強さが、暗闇に対する恐怖と静寂、光に向けての希望と喜びを内包し描かれる。これまでの作品からさらな
る飛躍をみせる、川内倫子の新境地。96p 23x31cm ハードカバー 2018 Eng/Jap(別紙)
*サイン本をご用意しております。
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