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No. 8954
井津建郎/Kenro Izu: Requiem (One Picture Book Two #15)
16,000円(税込17,600円)

 
西暦79年、イタリア南部のポンペイ市はベスビオ山の噴火により街は破壊され、火山灰の下に埋もれた。当時、ポンペイの人口は11,000人と推定されていた。噴火後、16世紀後半に再発見されるまで、約1,500年もの間都市は失われた。都市の下に埋もれたものは、空気と水分が不足していたために何世紀にもわたって保存されていた。考古学者は、発掘中、かつて人体を保持していた火山灰の層の空隙に石膏を流し込み、人の死の瞬間の正確な位置を確認できるようにした。そうして発掘された人体はポンペイのサイト内のアーカイブに保管されており、それらの神聖さと脆弱性のため、他の場所に移動することは禁止されている。第2世代の複製はその後作成されており、国内および国際的な展示会のために博物館に貸し出されていますが、それらを借りることはできない。ローマの日本大使の支援により、ポンペイの権威は丁寧に例外を設け、ポンペイのサイトで写真の構図を作成するために、井津建郎に複製された人体のセレクションを削除する許可を与えた。さらに、ポンペイの権威により、井津は古代ポンペイの人々の「肖像」としてアーカイブの建物にある元の人体を撮影することができた。この作品のために、井津建郎は、ベスビオ火山の噴火によって命が失われた「その日」の後にある幻想的なシーンを作成したが、散らばった死者の間で、植物は再び成長し始めた。ほぼ2千年前のこの巨大な火山噴火は、今日核爆発が起こったかのようである。この考えは、いつでも私たちにそのような可能性が起こるということを伝えている。(publisher's description)500部限定 サイン入りオリジナルプリント(5x7インチ)付き。16p 22x16cm ハードカバー 2020 English 
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