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No. 9859
太田昭生: 豊島30年「産廃からアートへ」
2,727円(税込3,000円)

 
バブル経済末期の1990年に豊島問題(産廃不法投棄)が起こり、高度成長の負の側面が豊島を襲った。住民運動の末、香川県の豊島の産廃は直島での処理が決まり30年近くかかり豊島より約91万トンが撤去された。まだまだ汚水等の問題も残っているが解決に向かっている。その後の豊島は瀬戸内国際芸術祭の会場ともなり、「産廃の島」という風評被害から「アートの島へと変貌」しつつある。 太田昭生氏は蒼穹舎での既刊『溶融の時』(2014)をはじめ、瀬戸の島々の歴史を後世に伝えようと撮影を続けている。豊島については過去30年に渡り写真撮影で定点観測を記録し続け、同じ場所での1990年、2000年、2020年の年代別に捉えた3枚一組か、2枚一組で変化の様子を伝えている。また写真集後半では現在の島の姿や島民の様子を捉えた写真を配し、豊島の過去からの歩みと同時に現在の姿を浮き彫りにしている。 72p 31x23cm ハードカバー 2022

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