彩度の高い雰囲気の達人であるハリー・グリエールは、40年以上にわたって完璧な光を求めて世界中を探し歩いた。場所に対する彼の直感的あるいは身体的な関係は、映画や画家の世界から引用した世界に見る者を没頭させる。「良い写真とは、その場所と撮影された瞬間について多くのことを語っている写真だ」と、グリエールは言う。
空間ーその複雑さ、それに対する私たちの認識、その可塑性 ーは、グリエールのイメージの主要な構成要素であり、それらはまるで没頭する喜びだけが重要な作品を作るために色彩と空間の二元性が溶けてゆくようである。
「Between Worlds」は、外部と内部の空間や閉じた世界と他の場所に開かれた世界の間の境界を消失させる。 1970年代から今日に至るまで、ヨーロッパ、中東、アメリカ、アフリカのショップ、カフェ、地下鉄のプラットホーム、ホテルの客室で、グリエールはビジュアルライティングの真髄を展開する。ある領域と別の領域をつなぐ75枚のイメージは、彼が素晴らしい彩色者であるだけでなく、彼のイメージが彼のもつ世界への眼差しを表現していることを示す。144p 24x30cm ハードカバー 2022 English
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