写真家集団タンダンス・フルー(Tendance Floue)のメンバーであるベルトラン・ムニエは、20年以上にわたる旅を通して2000年代以降急成長を遂げた中国をフィールドワークしてきた。この最初のモノグラフは、1998年の「Erased」シリーズに始まり、中国の農民と工業界の変化に焦点を当て、過剰な監視社会に関する2019年のRECと最近の香港での抗議行動へとつながる中国における長期プロジェクトの集大成である。ベルトラン・ムニエのドキュメンタリー的アプローチは、時事問題とはかけ離れたもので、情報がしばしば枠外にあるような社会学的分析に重点を置いている。黒と白という対照的な色調を選び、フィルムを使用して幽霊のような灰色と炭のような黒の間で揺れ動く工業地帯の木目や質感を浮き彫りにすることで、中国社会の進化に関する彼のビジョンに沿い、同時に厳しく詩的で苦悩に満ちた世界を証言する。彼は、社会の変容が不平等を悪化させている中国の東北地方を妥協のなく描き出す。危機的状況にあるこの地域の研究を通して、写真家は中国であれ他の地域であれ、私たちの未来に疑問を投げかけている。(publisher's description) 2023年6月から12月にかけてフランスのニセフォール・ニエプス美術館とベルギーのシャルルロワ写真美術館にて巡回展開催。204p 28x20cm 146photo ハードカバー 2023 French
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