スペインの出版社「APARTAMENTO」と、名門ホテルやリゾート、豪華列車、クルーズ、レストランなどを展開する「ベルモンド」による共同刊行シリーズの第三弾。世界各地で織りなす食のコミュニティに向けた特別な旅へと誘う。
南アフリカ、ケープタウン出身のフォトグラファーであるレア・コロンボ（Lea Colombo）による写真が、「世界一美しい海岸」と称されるイタリア南部のアマルフィ海岸一帯を美しい「テクニカラー」のいきいきとした鮮やかなポートレイトで描いている。
イタリア、カンパニア州のラヴェッロに建つ「ベルモンド」の運営ホテル「カルーソ」。11世紀の貴族の邸宅を改装した建物にはたくさんのレモンの木が植えてあり、その庭園を抜けるとアマルフィ海岸が広がる。本書には「カルーソ」の厨房から取り寄せたレシピを多く含む21の定番料理を紹介する。ホテルの伝統料理に触発されて腕を振るったニナ・クレメンテ、ベルナルド・コスタンティーノ、サルヴァトーレ・ジュリアーノらシェフ陣のゲストレシピが散りばめられている。本書は、ナポリの狭い路地からそびえ立つヴェスヴィオ山まで巡りながら、ピザ、カプレーゼサラダ、そして世にも大きなアマルフィ産レモンが生まれた地への招待状であり、万華鏡のように輝く頌歌でもある。
『Sali e Tabacchi Journal』誌の編集長、設立者であるエリザ・カラッサーイ、文化評論家でありライターのクラウディア・ドゥラスタンティ、フード＆ライフスタイル専門のジャーナリストであり編集者のマーゴ・シャクターによるエッセイを収録、シェフであり、フードライター、TVパーソナリティであるダリナ・アレンの後書きは、まるでポストカードを眺めているように読ませてくれる。
208p 24x19cm ハードカバー 2025 English
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