『Desert Cantos』で知られるリチャード・ミズラックが、サンフランシスコ湾に貨物船が漂う風景を定点観測的に撮影した美しいイメージ群から商業のグローバル化が社会や環境に与える影響を考察するシリーズ。
本書はグローバルな貿易や商業の目に見えないパターンについての、リチャード・ミズラックの崇高な瞑想を紹介する。2021年、COVID-19の大流行により国際貿易のネットワークがほぼ停止したかに見えた最中、ミズラックはカリフォルニア州オークランド港を行き来する貨物船の写真を何千枚も撮り始めた。これらの記念碑的な海景写真の中で、貨物船は、海、空、大気の広大で豊かな色彩の合流点の中で、微小でありながら堅固な存在として時を止めているように見える。不気味で、まばらで、紛れもなく美しいミズラックのイメージは、こうした海上交易路の近年の崩壊と緩慢な回復、気候災害の時代における人間と自然環境の対峙、そして海洋芸術の豊かな系譜といった複数の歴史を抽象的になぞっている。(publisher's description)156p 30x39cm 64photo ハードカバー 2025 English
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