本書は、フランス系韓国人アーティストデュオ、チュ・ヒョン・リーとリュドヴィック・ビュレルによる、英語とフランス語で書かれた5つのカンファレンス・パフォーマンスを収録している。出版、パフォーマンス、インスタレーションを横断する彼らの活動は、「デザインとは何か」という問いをKVM（Korean Vitra Museum、Korean Vocal Museum、Korean Vernacular Museumなど、プロジェクトごとに意味が変化する仮想の機関）という枠組みのもとに批判的に考察するものとなっている。彼らが提唱する「カウンター・フィクショナル・デザイン」は、物体だけでなく振る舞いや制度にも適用され、文化的領域とマネジメントの領域を同時に問い直す手法として提示される。ポストコロニアル的な問題に関心をもちつつ、模倣としたたかな礼節を武器に、制度に対して内側から介入する独自の姿勢を貫いている。(publisher's description)128p 30x21cm ソフトカバー 2015 Eng/Fre
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