本書は、“ビッグアップル”を愛するすべての人に向けた、印象的なコーヒーテーブルブックだ。フィル・ペンマンは、アメリカ東海岸の大都市ニューヨークを、静かで穏やか、これまでほとんど見られることのなかった表情から描き出す。写真の一部は大雪嵐の最中に、また一部はコロナ禍によるロックダウン期間中に撮影されており、私たちが知っていた世界を一変させたパンデミック下の制限を記録する同時代の証言ともなっている。イギリス(ドーセット州プール)生まれのペンマンは、20年以上にわたりニューヨークの街を撮り続けてきた。マイケル・ジャクソン、マドンナ、ジェニファー・ロペス、ビル・ゲイツといった著名人を撮影してきたことでも知られている。2001年9月11日、ニューヨーク史上最大の悲劇が街を揺るがしたその日、フィル・ペンマンは現場に立ち、カメラで唯一無二の記録を残した。ペンマンは、都市が最も脆く、感受性を帯びた瞬間を、圧倒的な説得力で捉える。彼のモノクロ写真は親密な一瞬を切り取り、喧騒から遠く離れたニューヨークの人々や街路を映し出す。大都市の日常があまりにも間近に提示されるため、思わず微笑んでしまう写真も少なくない。ペンマンは、瑞々しい直接性をもって、見る者をその場へと引き込み、実際にそこに立っているかのような感覚を与える。(publisher's description) 224p 195photos 34x28cm ハードカバー 2023 Eng/Ger
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