ポートレート写真とヌード写真の規範を刷新した反逆的な天才。秘密めいて生々しいニューヨークを体現する現代のシャーマン。そして、絶対的な美の理念を洗練され、簡潔かつ優雅に語る語り手でもあった。ロバート・メイプルソープはまた、何よりもまず美術史を深く自覚したアーティストだった。過去と向き合い続けることで革新的かつ現代的なイメージを生み出そうとした、洗練された目を持つ鑑識家である。彼のヴィジョンは古典主義によって形づくられており、メイプルソープはそれを研究するだけでなく、模写し、更新し、再解釈することで、古代彫刻に特徴的な調和、比例、形式的完成度の原理を写真へと翻訳した。三部構成で展開される展覧会プロジェクトに伴って刊行された本書は、完全無欠で永遠性を帯びた古典彫刻を写したメイプルソープの代表的写真と、それらのポーズやアングルを呼応させるように撮影された、はかなく官能的な男女のモデルのイメージを直接対話させている。そこから、人間の身体をめぐる彫刻的表現と写真表現の視覚的比較が立ち上がる。こうして、メイプルソープのキャリアと芸術的歩みの諸段階をたどる、包括的で最新のモノグラフが形づくられる。初期のコラージュによる実験から最晩年の作品に至るまで、ヌード、ポートレート、花の静物といった象徴的な写真群を含め、彼の制作における重要な局面を余すところなく描き出している。(publisher's description) 272p 33x25cm ハードカバー 2025 Eng/Ita
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