計880ページにも及ぶ本作は、北島敬三の18年ぶりにして4冊目の待望の写真集( 私家版除く)であり、1975年から現在にわたる仕事のほぼ全てを網羅しているまたとない機会です。北島敬三は1975年、東松照明が主催する「WORKSHOP 写真学校」の森山大道教室に参加し写真を学びます。その後、森山大道らとともにギャラリー「イメージショップCAMP」を設立し、復帰間もない沖縄・コザの米兵がたむろする歓楽街を撮影した作品で華々しくデビューします。北島は街頭のエネルギッシュなスナップ写真を武器に時代の寵児として、70年代末から80年代にかけて次々と精力的に作品を発表していきます。70年代末の東京を白黒の強いコントラストで撮影した「Tokyo 1979」、ミック・ジャガーやウォーホルから街ゆく人々、失業者まで、混沌とした熱気にあふれる80年代初頭のニューヨークを撮影した「New York 1981-1982」、崩壊直前のソ連における様々な共和国の様々な職業の人々を約半年にわたって撮影した「U.S.S.R. 1991」等が本写真集の第2巻に収められています。第1巻には1992年より始められ現在も続くポートレートシリーズ「Portraits」が収められています。白を背景に、白いシャツを着た、北島とほぼ同年代の男女を正面から撮影しているこのシリーズは、ランダムではあるもののほぼ1年に1度の撮影が行われ、実に17年間続けられています。モデルは300人以上、作品の総点数は2000点を超えており、今回はその中から156点が所収されています。荒木、森山以降、日本写真史の中できわめて重要な存在でありながら、いまだベールに包まれている写真家、北島敬三の仕事の全貌を是非この機会にご覧ください。(pr) 限定1500部。164pages(vol.1) 716pages(vol.2) 22x29cm 全2巻、 2009 Japanese
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