アジェが撮ったパリの写真を地域別に整理し撮影場所の地図を差しはさんだ辞書のように分厚い(パリの石畳のブロックのサイズ)写真集。788p 26x22cm 830photo ソフ
トカバー Eng/Fre
1897年から1927年に亡くなるまでアジェは卓越したパリの写真家であった。本書は地区ごと近隣区域ごとに整理された840枚のイメージをまとめており、これまでに出版された中で最も多作なコレクションとなっている。ページをめくると不気味な人影のない90年前のパリの通りを忘れ得ぬ散歩することができる。それは奇妙な、ほとんど人のいない世界でありさまざまな物が不思議な密度を投影する。店の窓にぶら下がった靴、缶が詰め込まれて鞭と手綱が装備されているのに運転手がいない牛乳カート。これこそが「アジェのパリ」であり、典型的なアジェ・スタイルでは現れるのは、控えめな商人、くず拾い、売春婦だ。アジェはそのイメージの詩的な特性のためにシュールレアリストに称賛されたが、自身はは自分がが芸術家であることを受け入れることを拒否し、自分がが撮った写真は単なる記録であると主張した。アジェは最初の現代写真家として知られるようになり、平凡なものに悲劇的な特性を注ぎ込むユニークな能力を持っていた。スペシャル・トリビュートとして、本書はパリの石畳の形のフォーマットが採用されている。
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