洋書写真集とアートブックの専門店

No. 11268
MORE THAN ONE WORLD New Japanese Photography 50 Years On
3,000円(税込3,300円)

 
本書は、1974年にニューヨーク近代美術館で開催された「New Japanese Photography」展から50年を記念して制作された。同展は、ジョン・シャーカフスキーと山岸章二の共同キュレーションにより、日本人写真家の作品を初めて海外で大々的に紹介し、以降の欧米における日本写真研究や評価に多大な影響を与えた展示として今日まで語り継がれている。本書に収録された、国内外のキュレーターや批評家、研究者などによる15本のテキストは、「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2024」における展示やシンポジウムをもとにそれぞれの視点で執筆され、大きく4章に分かれる。まず展覧会の歴史的意義を再考し、次に当時見過ごされた視点に光を当て、さらにはグローバルな視座へと展開し、未来への展望へとつなげていく。また「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2024」の各展示風景・図版と、ジョン・シャーカフスキーと山岸章二による当時の図録序文を巻頭に配し、従来の「New Japanese Photography」展から現代へと問い返し、ジェンダー、国際的な視点、インターネット以降の写真を含む表現媒体など、十分に論じられてこなかった側面にも焦点を当てる。「New Japanese Photography」展から50年。日本の写真は世界からどのように見られてきたのか? なにが見過ごされたのか?ジョン・シャーカフスキーが語った「世界はひとつだけではない(More than one world) 」という言葉を継承しながら、新たな対話をひらく一冊となることを願って出版された。
執筆者:速水惟広(T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO)/ サンドラ・フィリップス(SFMOMA 写真部門名誉キュレーター)/ 高嶋慈(美術・舞台芸術批評)/ 下西進(美術作家、東京藝術大学研究員)/ 関貴尚(美術史)/ エリーズ・ヴォワイヨ(東京外国語大学世界言語社会教育センター特任講師)/ マーク・フューステル(ライター、エディター、キュレーター)/ 小林紗由里(東京国立近代美術館研究員)/小林美香(写真・ジェンダー表象研究)/ アイヴァン・ヴァルタニアン(文筆家、編集者、出版人)/ ディアンヌ・デュフール(LE BAL創設者)/ アン・ハヴィンガ(ボストン美術館)/ エリン・オトゥール(SFMOMAキュレーター兼写真部長)/ キム・ジヒェ(アリゾナ大学助教授)/ 谷口昌良(空蓮房ギャラリー主宰、写真家)/ 遠藤みゆき(東京都写真美術館学芸員)/ 調文明(写真批評、写真史研究)/ きりとりめでる(デジタル写真論、美術評論)/ ロクサーナ・マルコチ(MoMA写真部門チーフ・キュレーター代理) 272p 21x14cm ハードカバー 2025 Jap/Eng

掲載のイメージや情報は発売前のリリース情報に基づいて制作する場合があり現物と異なる際は現物を優先させて頂きます。

こちらはShelfのオンラインストアのページです。実店舗の在庫、扱い商品については店舗へ直接お問い合わせください。