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小島一郎 Ichiro Kojima: Solitude Standing
1924年に青森で生まれた小島一郎は、卓越した構図力と覆い焼き等を駆使した暗室技術で東北地方の厳しい環境に生きる人々の営みを描いた。小島の写真家としての活動期間は僅か10年という短い期間だが、東北に生きる人々やその大地をドラマティックに表現した作品は、いまだ観る人を惹きつけ心に響き続ける。本書は小島の作品の中に見つけた「孤高」という側面に注目し、青森県立美術館に保存されている未発表作品を1から見直した上で新たに編纂。また、別冊として小島がカメラ雑誌に発表した最後の作品である「東京の夕日」を制作。
5,450円(税込5,995円)